社会人から公務員を目指す方々へ

社会人から公務員を目指す人へのアドバイスです

志望動機を見据えて

まずは既に十分見据えておられるであろう、志望動機を今一度の自問自答作業に関するお話です。現在の職場から公務員への転身を決意される引き金となった理由に、仕事環境や収入面の不満や不安を挙げられる声が数え切れず、これらは当然納得の理由です。ブラック企業云々と囁かれて久しい昨今も、違法なサービス残業強制の横行、劣悪な労働環境、更には賃金面の契約不履行など、離職を決意させるに十分な事例は水面下に数え切れません。

 

公務員であれば一部の職種を除けば勤務時間も基本一定、休日も暦通りに確約され、給与面の不安も無いとの判断から、公務員を目指されるのは極めて自然な流れでしょう。こうした現職に強い不安をお持ちの方々の多くが、いわゆる役所勤務の事務仕事を希望され、朝9時から午後5時勤務で土日祝休日の規則正しい生活に安心と安定を求める傾向が見られます。

 

ですが一口に役所の窓口あるいは事務仕事と言っても、その仕事は多岐に渡り、常に改訂される法律関連など各専門知識の正しい習得、それを来訪者が理解出来る表現で言葉に出来る会話力など、就業後も絶え間なく勉強を続けなければならない職責である点を見落としてはなりません。「朝9時にタイムカードを打てば、夕方5時に帰宅出来る。空調が効いた室内でマイペースで事務処理していれば毎日安泰」なる誤った先入観を抱いたままで現場デビューしてしまえば、その先は語るまでもありません。

適正を見極めよう

公務員には色々な職種が有る事は、現在試験合格を目指して努力中の皆様であれば、既に重々ご存知の通りですが、ここで見落としてはならないのが、就業後のご自身との適正の見極めです。だからこそ現在志望されている職種とご自身の性格とのマッチングを、ぜひ早い時点で徹底的に自己確認する作業を徹底しておいてください。

 

たとえば皆さんが役所に足を運ばれた際の風景を思い出してみてください。中には高齢者が役所の担当者の説明が理解出来ず、延々窓口を塞ぎ続けていて、ご自身が苛立たれたご記憶をお持ちの方もいらっしゃる事でしょう。こうした場面で根気良く丁寧に対応出来るのか、専門知識を噛み砕いて説明出来るのか、記憶の中の風景に自身を置いてみてください。この作業に際しては、出来れば実際に役所に足を運び、人間ウォッチングすなわち定点観察を実践してみてください。

 

更には正午の時報と共に、昼食を求めて一斉に飛び出して来られる公務員の方々の人波もまた、ご記憶の中の光景の1つでしょう。それまで営業職などで自由に自身の好きなランチを楽しめていた方々であれば、果たして就業後このような毎日を数十年間続けられるのか、こうした部分の「向き・不向き」もまた、長期的勤務継続に際しての重要なポイントです。

効率良い試験勉強法

特にお仕事をお持ちの方々にとって切実な問題となるのが、公務員試験合格に向けての試験勉強時間の確保と実践です。日々の勤務を終えて真っ直ぐ帰宅したとしても、心身は疲れ果て、夕食後に集中力を費やせば、下手をすれば翌日の勤務に悪影響を及ぼし兼ねません。

 

「絶対に合格してみせる」なる精神力で踏ん張る事が出来たにせよ、勉強した専門知識がしっかりと頭にインプットされなければ、貴重なプライベートタイムを勉強に費やしている自分自身に安心満足という、誤った状態に陥り兼ねません。特に完全独学なる孤独な自習スタイルを続けると、こうした展開となるリスクが膨らむ傾向が否めず、適度な外部とのコミュニケーションが叶う勉強スタイルがお薦めです。

 

仮にご自身が土日など決まった曜日に休みの確保が可能で、生活圏内に公務員試験対策の講座を開講中の専門学校が有れば、生徒として通うのも選択肢の1つです。同じ目標を抱く人達と机を並べての勉強は程良い刺激となり、何より講義時間中しっかり集中すれば最大限の効果が期待出来ます。こうした時間の確保が難しい方々であれば、通信添削教育サービスの活用も一案です。こちらも第三者に期日までに提出するという「縛り」の存在が、結果学習効果アップに繋がります。自分1人だけの世界での勉強には、自ずと限界が生じる事を知っておいてください。