まずは既に十分見据えておられるであろう、志望動機を今一度の自問自答作業に関するお話です。現在の職場から公務員への転身を決意される引き金となった理由に、仕事環境や収入面の不満や不安を挙げられる声が数え切れず、これらは当然納得の理由です。ブラック企業云々と囁かれて久しい昨今も、違法なサービス残業強制の横行、劣悪な労働環境、更には賃金面の契約不履行など、離職を決意させるに十分な事例は水面下に数え切れません。

 

公務員であれば一部の職種を除けば勤務時間も基本一定、休日も暦通りに確約され、給与面の不安も無いとの判断から、公務員を目指されるのは極めて自然な流れでしょう。こうした現職に強い不安をお持ちの方々の多くが、いわゆる役所勤務の事務仕事を希望され、朝9時から午後5時勤務で土日祝休日の規則正しい生活に安心と安定を求める傾向が見られます。

 

ですが一口に役所の窓口あるいは事務仕事と言っても、その仕事は多岐に渡り、常に改訂される法律関連など各専門知識の正しい習得、それを来訪者が理解出来る表現で言葉に出来る会話力など、就業後も絶え間なく勉強を続けなければならない職責である点を見落としてはなりません。「朝9時にタイムカードを打てば、夕方5時に帰宅出来る。空調が効いた室内でマイペースで事務処理していれば毎日安泰」なる誤った先入観を抱いたままで現場デビューしてしまえば、その先は語るまでもありません。